アレルゲン舌下免疫療法
- 「スギ花粉症」「通年性アレルギー性鼻炎」でお悩みの方へ
アレルゲン舌下免疫療法とは、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から長期間にわたり投与することで、体をアレルゲンに慣らし、症状を和らげる治療法です。
舌下に治療薬を投与するため、自宅で服用できます。しかし、服用量や服用方法、副作用に対する対応など、患者さんの理解が必要な治療法です。
現在、『スギ花粉症』と『ダニアレルゲンによる通年性アレルギー性鼻炎』が保険適応となっており、当院ではどちらも対応しています。 -
診療時間・担当医(R5.5.1~ 変更)
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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9:00~12:00 | - | 木村 | - | - | - | - | - |
15:00~18:00 | - | - | - | - | - | - | - |
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※アレルゲン舌下免疫療法をご希望の方は、
木村医師の外来を受診してください。
お知らせ
https://www.shiga.iryo-navi.jp/qqport/kenmintop/
○ 救急医療情報案内
TEL: 0748-23-3799 0748-23-3799
土曜日の午後、木曜日、日曜日、祝日は、休診となっています。
夜間や早朝など診療時間外で、診察が可能な医療機関をお探しの方は、「医療ネット滋賀」のホームページ、または「救急医療情報案内」へお問い合わせください。
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○ 救急医療情報案内
TEL: 0748-23-3799 0748-23-3799
期待できる効果
- ・くしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善
- ・涙目、目のかゆみの改善
- ・アレルギー治療薬の減量
- ・QOL(生活の質)の改善
治療の流れ
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■ 初回・・・問診、アレルギー検査(血液検査)
- ※ 問診及び検査結果より、治療が受けられると確認できたら、次回より治療を開始します。
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■ 2回目・・・薬の初回投与
- ・万一の副作用に対応するため、初回の服用は医療機関で行い、30分間待機して頂きます。
- ・2日目以降は、自宅で服用ができ、定期的に受診して頂きます。
- ・3~5年の継続治療が推奨されています。
- ・スギ花粉症の治療については、スギ花粉が飛散している時期からの開始はできません。
治療を受けられる方
- ・スギ花粉症と診断された12歳以上の方
- ・通年性アレルギー性鼻炎でダニアレルゲンが原因と診断された12歳以上の方
治療を受ける前にご確認いただくこと
- ・長期間の治療を受けられる。
- ・薬の服用を毎日継続できる。
- ・少なくとも1ヶ月に1度受診することができる。
- ・全ての患者さんに効果を示すわけではないことが理解できる。
- ・効果があって終了した場合でも、その後効果が弱くなる可能性があることが理解できる。
- ・アナフィラキシーなどの副作用が起こる恐れがあることが理解できる。
治療が受けられない方
- ・花粉症の原因がスギ花粉ではない方
- ・アレルギー性鼻炎の原因がダニではない方
- ・この薬でショックを起こしたことのある方
- ・重い気管支喘息の方
治療に際して注意が必要な方
- ・高齢の方
- ・妊婦の方、授乳中の方
- ・スギ花粉やダニ以外のアレルゲンに対しても反応性が高い方
- ・アレルゲンを使った治療や検査によってアレルギーを起こしたことのある方
- ・他のアレルゲン免疫療法を受けている方
- ・抜歯後や口の中の術後、または口の中に傷や炎症などがある方
- ・気管支喘息の方
- ・重症の心疾患、肺疾患及び高血圧症がある方
- ・悪性腫瘍(がん)や免疫系の病気がある方
- ・全身性ステロイド薬の投与を受けている方
- ・他に服用中の薬がある方 (非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬など)
副作用
アレルギーの原因であるアレルゲンを投与する治療法ですので、患者さんによっては、アレルギー反応が起きる可能性があります。
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■ 軽い副作用
- ・口の中の副作用(口内炎、舌の下の腫れ、口の中の腫れなど)
- ・喉のかゆみ
- ・耳のかゆみ
- ・頭痛 など
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■ 重大な副作用
アナフィラキシー - 医薬品などに対する急性の過敏反応により、投与後多くの場合、30分以内で、蕁麻疹などの皮膚症状や、
腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状がみられる。 - ※ 重大な副作用については、極めて稀で、従来の注射による免疫治療よりもかなり安全とされています。